運命

旅をしてきました。

そして、自分の運命を決めるのは自分だけだなと思ったのでそのことについて記録しておきます。

 

自分はがっつりACだ。

親の顔色を読みながら生きてきたが故に、他人を観察することに長けている。

人を見ているので、気が利くとよく言われる。

仕事でも他人の要望を汲み取って行動できるという点を大変評価されている。

(それを相手に言うかどうかは別にして)相手がほしい言葉を探すことも苦ではない。

言葉が通じなくてもある程度の意思疎通が可能であり、海外での生活でもそれほど苦労しなかった。

自分の低いコミュニケーション能力を補ってなお余りあるほど、

毒親にACとして叩き込まれた能力をフル活用して生きている。

 

ただ、今回旅に行って、いろいろ語って聞いて考えた結果、

このままではよくないなと気がついた。 

私がいろいろと見えるような気になっているのは、

自分が外側の世界に留まって、実際に起こっている「事件」から距離を置いているからだとようやく気がついたのだ。

 

自分は当事者として世界に存在していない。

私は世界を回していないのだ。

異星人として宇宙に存在していれば、世界は客観的によく見える。

当然のことだ。

シミュレーション屋は本当に自分にピッタリの職だ。

現実世界と向き合う必要性が低い。

私は自分を安全な場所において、世界に参加することを拒んでいたのだ。

今回の旅でよくわかった。

 

わからないことは怖い。

通じないことは恐ろしい。

世界を動かすなんて無理だ。

世界の内側に飛び込むなんて不可能だ。

 

そう思わされていた。

 

かつては間違いなく両親に洗脳されていた。

私には何もできないと思い込まされ、支配された思考だった。

今はどうだろう。

親のせいにするほど若くもない。

自分の限界を決めているのは、自分の運命を決めているのは、間違いなく自分自身だ。

本当に情けない。

 

私は世界の一部になる自信がなかった。

 

私は世界の内側で勝負する。

私が世界を動かす。

大丈夫。

羽が生えているか気にして飛び込まないやつを笑うのが私だ。

言い訳をやめて、責任を引き受けよう。

 

運命なんて自分で決めてやる。

そう思わせるから、やはり指導員氏は神がかっている。

私を世界に引きずり込もうとする。

私を容赦なく前に立たせようとする。

私の不安も躊躇も全く無視して。

 

仕方がないので勉強します。精進します。

ありがたい神様に感謝して、苦難の道に進みます。

きっとそれが幸せな運命。