不機嫌で他人をコントロールする人

不機嫌を制御できない。

もっと言ってしまえば、全ての感情をコントロールできない。

10月に職場に来た新しい人にも苦笑いされるくらい、

感情が言動に全て出てきてしまう。

基本的に内緒とか秘密とか言葉を押し込んで他人と付き合うこともできない。

つまり、女社会には適応できないのだ。

本当に理系でよかったと思う。

 

「負の感情を自分で制御できてこその大人だ」

そんなこと10代の頃から知っている。

私は感情を制御しようとして、笑えなくなってしまったことがある。

その時は、一年間友達がいなかった。

制御できないことがつらくて、うつ状態になることも多かった。

異常だと病院を進められることもあった。

今でこそそれほど問題にならずに生きてはいるが、

それは、私よりも異常な人たちと生きることを選んだだけだ。

場所を変えれば今でも私は異常だろう。

本当に辛いことだけれど、私は一生大人になれない。

ただ、私は他人をコントロールするために不機嫌になるわけではない。

単純に頭がオカシイので脳内外の感情が繋がっているだけだ。

 

そういえば、私の身近に不機嫌で他人をコントロールする人がいた。

私の母だ。

不機嫌な彼女が求めることを想像して、彼女の機嫌を取り続ける子供時代だった。

私は彼女の全てを理解していなければいけなかった。

おかげで、他人を読むのは得意な方だ (他人をよく理解できるというわけではない)。

そういう支配的な人とは縁を切るべきだ。

私もそうした。

 

感情を制御できるようにはならないだろう。

だからこそ、コントロールされない他人と一緒にいたい。

共感や理解が欲しいわけではない。

わからなくても許容してくれる器の大きい人としか一緒にいられない。

 私は不機嫌で他人を操りたいわけではない。

私は母にならない。